花粉症が治った?
毎年多くの方が春先になると花粉症で苦しい思いをしている事でしょう。
花粉症になってから治った人と言うのは、
なかなか耳にした事がないと言うのが実情ではないでしょうか。
花粉症は治す事が出来るのでしょうか。
また舌下減感作療法と言う治療法があるようですが、
この治療法で花粉症の症状はどうなるのでしょう。
花粉症を患ってしまった場合には完全に治すことが出来るのか?
人間の体には、免疫と言う物があります。
これは体の中に異物が入り込んだ時に体外へ放出して体を守る人間の防御機能です。
この免疫機能が非常に高い場合には、
花粉など人間無害とされている物でも異常反応を起こして防御機能が働きます。
これがアレルギー反応になります。
花粉症を患っている方は免疫機能が高い方とも言えます。
では花粉症を完治させる方法はあるのか?
と言う事になりますが、
アレルギー専門医でも完全に治るとは言い切れない様です。
花粉症の症状が出なくなってから数年以上症状が出なければ完治と言う訳ではなく、
症状が軽すぎて目立っていない状態になっている様です。
突然また重い症状が発症するケースも稀ではないです。
女性の場合に出産をしたら、花粉症が治ったと言う方もいますが、
出産によって体のホルモンバランスが狂って、
症状が出にくくなっているだけとも考えられます。
花粉症を完治させる事は現在でも出来る訳ではなく、
対処法によって軽い症状にするのが、多くの治療法の目的になっている様です。
花粉症が完治!?舌下減感作療法とは!?
花粉症が完治するのでは?とネットで噂になっているのが、舌下減感作療法です。
この療法で使われる薬はシダトレンと言う服用薬になります。
専門医の判断の元に舌下減感作療法を行う事が前提で、
治療も長期間にわたる事になっています。
舌下減感作療法は数年かけて少しずつ体内に抗体を取り入れることで、
花粉症の症状を軽減や完治までは行かないが症状が治まるようになる治療法になります。
当初は新薬と言う事で、2週間に一度専門医に通院しなければなかった様ですが、
新薬登場以来1年以上経過しているので、
1~2ヶ月に1度の専門医に通院すればよくなっています。
この薬の使い方は薬を口の中に.2分程度とどめて舌に薬液を定着させます。
その後5分は飲食をすることが出来ません。
服用後の多少の制約はあるものの、
微々たる制約ですから確実に実行できます。
毎日服用しなければならない事になりますから、
かなり根気がいる治療法で、
かつ杉花粉アレルギーにしか効果が無いと言う事がネックにもなっています。
花粉症を患っている方の多くは杉花粉ですから、
根気よく治療に専念する事が完治までは行かないまでも、
症状を抑えてくれる治療法と言う事です。
まとめ
花粉症は完治出来るのか?と舌下減感作療法について紹介してきました。
花粉症は一度発症すると完治が難しいと言う事がわかりました。
ただ完治に近い状態にしてくれるのが舌下減感作療法と言う事になります。
新しい治療法だけにかなり期待がかかっている様ですが、
まだ完全に確立された治療法とは言えない様です。
この治療法を行う事が出来る専門医が近くにあれば試してみる価値はありそうです。