汗が原因でアレルギー?
夏やスポーツなどをした時に出るのが汗ですよね。
汗をかかないと体から熱が放出されません。
体を守る大事な機能なのですが、
この汗でアレルギーが起きる事は知っていますか?
多くの方は、きっと驚くのではないでしょうか。
自分の汗が原因でアレルギーが出る?なんて信じられませんよね。
汗アレルギーって一体どう言う事?
夏やスポーツをした時にでる汗で体が痒くなることって有りますよね。
これは汗が皮膚に刺激を与える事で痒みを発症させていると言う事になります。
これは、多くの方が経験した事の有る症状だと思います。
では汗アレルギー症状を訴える方はどの様な状態なのでしょうか。
汗アレルギーでは当然キーポイントが汗になります。
汗はほとんどが、水分をミネラル分で出来ています。
但し、汗アレルギー症状を起こす方は
血中の中にigeがどれだけ含まれているかを調べます。
ige=糖たんぱく質なのでこの数値が高いと
何らかのアレルギーを持っている事になります。
このige値が示した物質がアレルギーの原因となるわけですが、
汗アレルギーの場合には、
このige値が示すアレルギーの原因は
人間の皮膚に常在するマラセチア菌の1種が、
関係しているのではと考えられています。
また汗の汗腺が皮膚内にもれだしてしまったり、
汗腺が皮膚炎などで埋まってしまった場合にも、
汗アレルギー症状が発症することになります。
またこの汗アレルギーの方の多くは。
アトピー性皮膚炎や凝りン性蕁麻疹を患っている事も確認がされています。
汗をかく事で、皮膚が刺激され、
痒みや赤い発疹等が発症してしまうのです。
汗アレルギーの対応策は有るのか?
汗アレルギーの対応策としては、
現在2つの治療方があります。
抗ヒスタミン薬を投与してする薬物治療になります。
但し、薬を6~7年飲み続けることでようやく完治にこぎ着けると言う状況です。
汗かき治療と言う物ですが、
我慢できる位の汗をかく事で、皮膚を汗に慣れさせていく、
いわゆるショック療法に近い物ですね。
ただどちらも、速効性のある治療法と言う訳では有りませんから、
このどちらか又は両方を行いながら、
別の対策を講じていかなければなりません。
日々の生活環境の中で治療法と、
両立しながら行える事はおこなって行くしかないようです。
日々の生活の中で出来うる事
1.肌を清潔に保つ
2.石鹸は必要以上に使用しない
3.汗はまめに拭き取る
4.ストレスをためない
5吸水性の高い下着を身につける
6.痒みは冷やして抑える
7.肌の保湿を常に図る
8.辛い食べ物や刺激が強い物は食べない
9.生活習慣の適正化を図り免疫力をあげる
などが考えられます。
汗をかいても拭き取る事や、
自ら刺激物を取らなければ、
日々の生活で汗アレルギーを、
少しでも抑える事が出来るのではないでしょうか。
まとめ
汗アレルギーについて原因と対応策を紹介してきました。
原因は皮膚にいる常在菌と言う事ですから誰もが、
汗アレルギーになる可能性を秘めていると言う事になります。
但し、肌を常に清潔にして保湿に努めることで、
だいぶ変わってくる様です。
一度発症するとかなりの時間を費やさなければ、
完治することができないと言うやっかいなものです。
自分1人で悩まずに家族の方に手伝ってもらいながら、
完治を目指す事が一番でしょうね。